全世界株と米国株どっちに投資するべきか?【解決策あり】

こんにちは、ハニカムです。

あなたは「全世界株式」か「米国株式」かどちらに投資をするか迷っていませんか?

インデックス投資を始めた方なら一度は通る道だと思います。調べてもなかなか答えが出なかったと思いますが、この記事ではあなたの悩みを解決するひとつの方法をお伝えします。

この記事でわかること
  • 全世界株か米国株か決められない人への解決策

なぜ全世界株と米国株で迷うのか?

あなたが全世界株と米国株で迷う理由は「過去のリターン」です。

特に過去10年の成績はGAFA (Google, Amazon, Facebook, Apple)の影響により米国株の圧勝でした。

理論的には全世界株がいいとわかっていながらも過去のリターンを見ると米国株を選びたくなっているのです。もし全世界株を選んだとして、今後も米国株の圧勝だったら損した気分になりますよね。

仮に過去10年の全世界株と米国株の平均リターンの差が0.1%だったら、あなたは躊躇なく全世界株を選ぶのではないでしょうか?

一方で、米国株のみに投資した時に「新興国」や「米国以外の先進国」が成長したら、これもまた損した気分になるのではないでしょうか。

ここからは全世界株と米国株の特徴を解説します。全世界株と米国株のそれぞれのメリットとデメリットは表裏一体なのでメリットのみを解説します。

全世界株のメリット

全世界株のメリットを解説します。

全世界株のメリット
  • 国の比率を時価総額に応じて自動で調整してくれる
  • 理論的に正しい投資法

理論的に正しい投資法

現代ポートフォリオ理論によると、「市場に存在するすべての株を時価総額加重平均で持つとシャープレシオがよくなる」という結論が出ています。

つまり理論的には「時価総額加重平均型の全世界株式インデックス」が正しいということになります。

現在は全世界株式インデックスに十分低コストで投資できるようになったので、理論的には全世界株を選ぶのが正しい投資法です。

国の比率を時価総額に応じて自動で調整してくれる

20年後、30年後に成長している国と衰退している国を予測するの不可能です。

30年後も米国が覇権国家のままなのか、それとも新興国が急激な成長をするのかはだれにもわかりません。

全世界株に投資をすれば時価総額が大きい国にはたくさん投資できますし、衰退していく国の投資割合は小さくなります。

つまり、成長する国や衰退する国を予測しなくても自動で投資比率を調整してくれます。

下記のグラフは全世界株式の国の構成比率です。あなたは30年後の国の比率を予測できますでしょうか?

どのように時価総額が変化しても対応できるのが全世界株式のメリットです。

全世界の時価総額の割合
参考:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の目論見書

米国株のメリット

ここからは米国株のメリットをお伝えします。

米国株のメリット
  • 過去のリターンが全世界株より高い
  • 世界的大企業は米国に多い
  • 新興国の成長もアメリカの市場で取り込める
  • コストがやや低い

過去のリターンが全世界株より高い

下のグラフは赤が米国株 (VTI)青が全世界株 (VT)です。過去13年のリターンは米国株の圧勝です。

10,000ドルを2009年から2022年まで投資した場合、米国株は63,304ドル全世界株は40,209ドルになりました。

VT (全世界株式)とVTI (全米株式)のチャート比較
赤:VTI (全米株式)、青:VT (全世界株式)のチャート比較 (2009〜2022年)
参考: https://www.portfoliovisualizer.com

世界的大企業は米国に多い

世界的な大企業は米国の企業も多いです。例えば、Google、Amazon、Meta、Apple、Microsoft、マクドナルド、スターバックス、Adobe、Twitter、ウォルト・ディズニー、VISAなどみなさんも聞いたことがあると思います。

世界の優秀な人は米国に集まるので、今後も米国から世界的企業が現れる可能性は十分にあります。

新興国の成長もアメリカの市場で取り込める

アメリカは新興国でもビジネスの根を張っているので、新興国が成長すればその利益を受けることができます。

例えば、新興国で使われているスマホにも、Android (Google)やiOS (Apple)といったOSが使われています。

また、新興国にもマクドナルドがあるのでその利益を得ることができます。

投資コストが低い

管理費用はETFであれば、全米株式の方がやや低いです。

  • VTI (全米株式)・・・0.03%
  • VT (全世界株式)・・・0.07%

投資信託でも管理費用は全米株式の方がやや低いです。

  • SBI・V・全米株式インデックス・ファンド・・・0.0938%
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)・・・0.1144%

ただしどちらも極めて低いコストですので、コストを理由に米国株か全世界株かを判断するのは難しいでしょう。

米国一強という違和感

全世界株か米国株か調べていると、「今後も米国一強と思うなら米国株に投資しましょう!」とか、「GAFAMを含め革命が起こるのはいつも米国からです!」という言葉を耳にしたことはありませんか?

実際に上記のような理由で米国のみに投資をしている人もいると思います。

しかし、それは本当に米国のみに投資をする合理的理由になるでしょうか?仮にその考えが正しいとしても、すでに市場に反映されているはずです。

わたし自身、米国の成長力はすごいと思っていますし、新たな革命が米国から起こる可能性は十分にあると思っています。

しかし、未来は誰にもわかりませんし国際分散投資というのが投資の王道です。

わたしは投資資金を米国に一国集中するというのに違和感があります。

また、「全世界株はほとんど米国株が占めている(全世界株のうち約60%が米国株)からどっちでもいい」という声もありますが、これは今現在の話です。

30年後に世界の時価総額の割合がどうなっているかはわかりません。

それに本当にどっちでもいいと思うなら全世界株を選ぶのが人の心理ではないでしょうか。

やはり米国株を選ぶ人は過去のリターンの高さを基準に選んでいる人が多いと思います。

全世界株と米国株を両方もつのはアリか?

全世界株と米国株の両方もつメリットはありません。全世界株と米国株の両方もつと株式の割合が「時価総額加重平均ではなくなる」というデメリットが発生するのでオススメはしません。

ただし、「すでに米国株と全世界株の両方を持っていて含み益が出ている」場合は、新しく買う分を全世界株か全米株に寄せていくのがいいと思います。売却すると課税されるからです。

筆者は全世界株式派

わたしは全世界株派です。現代ポートフォリオ理論の結論が全世界株式インデックスだからです。

過去のリターンが高い米国株も確かに魅力的ですが、過去のリターンよりも理論を重視するわたしは全世界株式を選びます。

解決策を提案!全世界株か米国株かを決められない人へ

「どうしても全世界株か米国株か決められない」という方に解決策をお伝えします。

その解決策とは、「課税口座で全世界株を持ち、NISA口座で米国株を持つ」という方法です。

解決策
  • 課税口座・・・全世界株
  • NISA口座・・・米国株

課税口座は老後までずっと使い続けるため、投資期間は超長期になります。20代の方だと50年以上投資を続ける可能性もありますよね。

投資期間が長い課税口座では全世界株式のほうが世界情勢に対応できると思います。

一方でNISA口座は、特定口座よりは投資期間が短いので米国株に集中投資しやすいのではないでしょうか。

非課税期間が終わったタイミングで米国株から全世界株に乗り換えるといいと思います。

ただし、この方法は迷っている方向けですので、決断できる方は全世界株か米国株の1本に絞るといいと思います。

まとめ

この記事では米国株か全世界株の特徴を解説しました。未来に何が起こるかわからないので、わたしは全世界株がいいと思っています。

全世界株か米国株か決められない人は、課税口座では全世界株式、NISA口座では米国株を選ぶといいと思います。

ご覧いただきありがとうございました。

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